検査結果の見方

* 心臓

検査結果が悪いからといって必ずしも病気が潜んでいるとは限りません。精密検査の指示のある方は必ず医療機関にご相談ください。
また、検査項目は関連性がありますので単独の検査項目だけでなく、他の検査結果と合わせてご覧ください。

検査からわかること

心臓の働きは?

私たちの心臓は、常に休むことなくドキドキと脈を打っています。それは、全身の臓器や筋肉の活動に必要な酸素や栄養を体のすみずみにまで送るポンプの役目をしているためです。心臓に何らかの異常があり十分な酸素や栄養が体に送ることができないと、息切れ・動悸・胸痛などを引き起こします。ひどくなると各臓器の働きにも支障を招き、失神を起こしたり、生命の危険となる場合もあります。

心電図とは?

心臓は「洞結節」と呼ばれる場所から発生した非常に弱い電気刺激が心臓の筋肉に伝わることによって、規則正しいリズムの収縮運動を繰り返しています。この電気刺激の発生場所、リズム、筋肉への伝わり方などを胸の表面に着けた電極によって記録しグラフ化したものが心電図です。
電気刺激の発生場所が本来の場所から移動した「期外収縮」、電気刺激の発生するリズムが定期的ではなくなる「不整脈」、電気刺激の筋肉への伝わり方が遅くなったり途絶えたりする「ブロック」、心臓の筋肉に酸素や栄養を運ぶ冠動脈の血流障害が起こる「心筋梗塞、狭心症」などがわかります。

心エコーとは

肥満・高血圧・脂質異常・糖尿病所見などで心臓に負担がかかると、心臓全体が肥大したり心筋が厚くなります。これらの変化の状態として、心壁の肥厚や左心室の収縮力・ポンプ機能を評価します。(単一の検査というより労災二次健康診断として実施します)

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